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ラシサッテ、ナニサ。



「地域発デザインは燃えている」


だとしたら田舎デザイナーの時代到来である。

 
確かにここ最近Webでのニュースでも「地方発」というものが取りだたされ、

その記事にもあるように、昔のように東京を中心としたものに力がなくなっていると言われている。


実は数年前Twitter全盛だった頃、とある東京のデザイナーとフォローし合い、デザイン談義になった。

田舎でのデザインの仕事を愚痴った私に対し、

「東京のデザイン(広告)こそ、万人受けするものしかない。それに比べて田舎はマニアな心を突ける追求したデザイン(広告)ができるでしょ?これからは田舎だよ」


と言われた(つぶやかれた)ことがある。

確かに先見の目で、その方が言ったとおりブームが来ている。

「まちづくり」も含め地方のパワーが集結してきているのだろう。
震災の影響も少なからずあるのかもしれない。
 
でも「デザイン」ってどうだろう?

冒頭、雑誌の表紙写真にあるように、確かに「もの」や「素材」は地方のものかもしれない。

が、デザイン(レイアウト)は洗練されていたり、美しかったり・・・

もちろん「デザイン」をするうえで「美しい」ことは大前提だし、自分もデザイナーとして日々追求している身であるが、いわゆる「地方発」に「ださい」の欠片もない。


地方に目を向けよう、活性化のお手伝いをしようという志で「セメントデザイン」さんなるものも世にうけている。

世界に誇る鯖江の「めがね」産業から、派生で生まれたセメントデザインさんプロデュース

「sabae mimikaki」



有名雑誌の表紙にもとりあげられ、目標の5倍も売り上げがのびているらしい。

アイデアと発想、パッケージのデザインも洗練されていて素晴らしいとおもう。
美しいデザインはやはり人の目もひけるし、売り上げさえも上げてしまう力があると実感することができる。

でも僭越ながらふとおもう。

これ「地方発デザイン」じゃない。


だとしたら結局は( そもそも「デザイン」に都市発とか地方発とかの垣根ってあるのかどうかもわかりませんが)

「地方の素材や技術」+「都会的なデザイン、もしくは都会の人のデザイン」=「地方発デザイン」


になってしまっているんじゃないのかとも思う。

おしゃれなカフェやレストランや雑貨屋、建築だってそう。


とあるセミナーでこの 「sabae mimikaki」を共同開発された、眼鏡メーカー社長さんのお話を聞く機会を得たのだが


「いくつものデザイン会社を訪問したのだが、親身になって話を聞いてくれる、考えてくれるデザイン会社がセメントさんだった。やっと見つけた。」


と仰っていた。

 それって問題だなと。

正直「お金を地元ではなく都会に落とす(地方の経済活性化)」という観点だけではなく


「都会のデザイン(デザイナー)がやっぱりすばらしい」+「 助けて!地方の良き、もの&技術」=「地方発デザイン」

にさらになってしまうんじゃないかと思う。


私を含め田舎デザイナーはまだまだがんばらないといけない。


何を?

都会的によりスタイリッシュ追求を真似たデザイン?

とはいえ地方発デザインってこんな意味じゃないわな・・・



「ブランドとは『らしさ』」だと教わった。

福井発のデザインって何だろう?

とふとかんがえた一日。


「蟹」全面打ち出しとかもういいし・・・・



 答えは出ない。
だから「デザイン」は面白い。 

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